477人が本棚に入れています
本棚に追加
2
*
理音の細腰を両手で掴んで、理音のナカのイイトコロをガツガツと貪欲に穿つ。
「あっ!あっ!こーへい、もうイクッ!」
「ん、イけ理音ッ……!俺ももうっ……」
「はぁッ、あ、いっしょにいこ……?ぁあッ!こーへい好きっ好き……!」
「ああっ俺も大好きだ理音!!イクぞ、イけ、ほらッ!」
「あっ、ぁあーっっ!!」
あー、理音が可愛いぃぃ……!!俺の腕の中で悶えてて、死ぬほど可愛い。可愛すぎて死にそうだ。というか俺が死ぬのはこれでいったい何度目だ? 流石に死にすぎだろ。全部理音が可愛すぎるのが悪いんだが。
仕事終わりに俺に会いに来てくれるのは嬉しいが、いきなり他の男の話をしだすなんて彼氏としては複雑極まり無いものがある。だからわざとそっけないフリをして課題なんかをやっていたワケだが……。
そしたら後ろからピトッて!!理音が俺の背中をぎゅーってぇぇ!!!
……鼻血が出るかと思った。よかった、前を向いていて。
あまりにも可愛いことをするから、我慢できずについ襲ってしまった。明日も早朝から朝練があることは俺も分かっている。理音がそんなつもりで俺の家に来たんじゃないことも。でも特に嫌がられなかったからな、理音も俺に抱いてほしかったんじゃないか?
「はぁはぁ……昂平、きもちよかった?」
ブッ!!
い、いかん!!理音が可愛すぎてつい脳内で鼻血が出た!!脳内なのに鼻血とはこれやいかに。俺の鼻が脳の中にあるんじゃなくて、妄想で鼻血を出したってことだ!!
「死ぬほど気持ちよかったぞ!!」
「はは、良かった……。でも、俺を残して死んだらダメだからな?」
……あああああああ!!!!!(言葉にならない)
今夜俺は、3回以上は確実に萌え死んだ。
次の日、理音を無理矢理朝の5時に起こすと家に帰した。5時半には起きないと朝練には間に合わないからな。
昨日理音は俺が千歳から宇佐木の質問を受けていると知ったとき面白くなさそうな顔をしていたが、内容なんてはっきり言って何も無い。以下、その内容だ。
千歳:なー昂平、葵の好きな食べ物って何か知ってる?
俺:知らん。
千歳:じゃあ得意な教科って何?
俺:全部だろ、あいつ頭いいからな。俺ほどじゃないが。ちなみに俺は数学が一番得意だ
千歳:お前の情報はいらないかな~。じゃあ嫌いな食べ物は?
俺:知らん、なんで間に得意な教科を挟んだんだ?
千歳:お前ホント役に立たないな!RIONだけじゃなくって葵のことも観察しろよ!
俺:断る。
千歳:このバカ犬!!
こんな内容だからな。つーかもう来なくなったしな。だって俺、理音のこと以外は基本的にどうでもいいし。宇佐木の好きな食べ物や嫌いな食べ物なんて興味もない。
あ。好物はニンジンって答えてやればよかったかな……ウサギだけに。でも嫌いなものが分からない。
それにしても、俺がそっけない返事をするせいで今度は理音に矛先が行くとは……千歳のやつめ。
ピロロン
噂をすれば千歳からラインが来た!
千歳:お前に質問しても無駄だからもうしないけど、代わりに葵の写真送って!どんなのでもいいから!お礼に俺も仕事中のRIONの写真送ってやるよ。
俺:神様千歳様!!!!!
そして現在休み時間、俺はスマホのカメラを宇佐木に向けているわけだが。
「おい馬鹿わんこ。何してる」
「何も聞かずに写真を撮らせろ」
「……肖像権の侵害で訴えるぞ。ネットに晒したらコロス」
「誰がそんなメンドクサイことするか。千歳様がお前の写真をくれと言うから撮って送るんだ」
そして俺はそれと引き換えに仕事中の理音の写真をゲットするのだ!!
最初のコメントを投稿しよう!