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ベッドに寝かされ覆い被さってきた煌志さん。
唇と唇が重なり合う。
少し空けた口から入ってきた舌先。
優しいキスから激しいキスになり、何度も角度を変えたと思えば小鳥がつばむ様なキスを私の顔に落としていく。
やがて唇が私の首筋に移動し私の口から甘い声が漏れる。
バスローブを脱がされ、全裸になった私の身体を指先と舌先で弄ぶ煌志さんはまるでピアニストの様に、私の身体でG線上のアリアを奏でる。
妖艶の瞳で見つめられ、何も考えられなっていく。
処女じゃない私だけど、数えるくらいしか他人にこの身を捧げた事がない。
それでも、慣れている様に思え、自分の中で一夜の出来事だと言い聞かせる。
大人になっても、心は少女のまま。
だから傷つくと思う。
目が覚めた時に。
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