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結局、私物は守衛の人に『処分して欲しい』とお願いして、真っ直ぐ帰らず、メリケンパークへと向かった。
辛い時、しんどいと感じた時、もう辞めようと思った時、メリケンパークに来る。
メリケンパークからハーバーランドを見ると別世界に来た感じになる瞬間が好き。
夜になるとキラキラと輝くイルミネーションが綺麗で、また頑張ろうと思えた。
でも、やってもない事をやったと言われても責任の取りようがないし、日が経つに連れ、きっと悪い噂が流れるだけだ。
こんな時思う。
実家が裕福な人は羨ましいと。
だけど、それを悔やんでも仕方がない。
私が小学2年の時に、お父ちゃんはスキルス胃がんでこの世を去った。
突然の死に心がついていかなかったのは、私だけじゃない。
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