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「おい、気持ち悪いな〜〜テメェ」
「出鱈目だ、出鱈目だよ全く、ハッ。恐らくキミは転生者か? 何かかね?」
「あっ!? 転生者? 何だソレ、俺は魔法王っつてんだろが」
(ちっ、勘のいい野郎だ、流石に魔王って自分の事を呼ぶだきゃ有るか)
先程までとは打って変わって、ギルモアは不快な眼を彼に向けた。
「知らばっくれるのも大概にしろよ人間!?」
「あっ!? 何をだ?」
「そんな出鱈目のチートステータスを持つ人族は、この世界では有り得ないんだギョォ~!?」
「フンっ、知るかよ」
「あくまでもシラを突き通すか、まあいい。確かに人族としてはキミは強いよ。でもね、私には到底及ばないみたいだけどね、フヒャヒャヒャ」
「何?」
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