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きぃ・・・ぱたん。 ドアの音で目が覚める。 「・・・・・・・・・・・・?」 眠すぎて回らない頭を動かし、誰だか確認しようとするけれど、久しぶりに飲んだお酒のせいか、頭が上がらない。 「っ・・・・・・?」 あ、本格的にやばい。寝起きだからっていうのもあるかもしれないんだけど声出ないもん。 足音がベッドの横で泊まる。 「・・・・・・ふわぁ・・・・・・」 ・・・・・・・・・・・・テユンさん? テユンさんらしき人は、ゆっくりと私が寝ているベッドに入ってくる。 「んん・・・・・・zzz」 私の腰に手を回し、足を絡める。 ・・・要するに、後ろから抱きつかれてるってこと。しかもこの人寝てるし。 はぁ・・・朝から何なの・・・。 「んん・・・・・・っ」 体を捩って抜け出そうとするけれど、余計に強く抱きしめられるだけだから早々に諦める。 もういいや、寝よ。 そんな思いで私は目を閉じた。
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