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「壊れてなんかないよ・・・・・・?」 可愛く小首をかしげて、なおも私に近づこうとする。 「私には壊れてるようにしか思えません」 いや、まぁ人見知りのはずのジュンソさんがここまで話してくれるようになったのは嬉しいけどっ! 「可愛い人には可愛いって言いたいの。・・・・・・だめ?」 「えっと、だめっていうか・・・その・・・」 ああ、なんで私がキョドってるんだ。おかしいだろ絶対。 私がジュンソさんとわーわーしていると、いつのまにか私とジュンソさん以外の人たちは片付けを初めていた。 「あ、すみませんっ、手伝います!」 「いーのいーの、ジュンソと一緒にいて!」 ハユルさんの言葉に対して、そういうわけには、と思い、慌てて立ち上がろうとする。当たり前のように私の服の裾を掴んでいるジュンソさんのせいで、 ソファにしりもちをついた。 「んもう・・・・・・」 「・・・・・・ヌナかわいい」 「ゔぅ・・・」 耳を抑えて首を振る。 うらめしげにジュンソさんの目を見つめる。 「そのセリフ飽きました・・・」 少し考えるような顔をしたジュンソさんが私の耳に口を近づける。 「じゃあ・・・・・・だいすきっ」 「ひゃうっ⁉⁉」 思わず変な声を上げ、ぱふん、と倒れ込む。 「・・・・・・ずるいです、こんなの・・・・・・」 赤くなった顔を隠すために、腕で覆う。 「ヌナ?何してんの?」 テユンさんの声がして、強制的に腕を降ろされる。 「ジュンソさんのせいです・・・」 「え、ジュンソ?何したの?」 驚いたように言い、ジュンソさんの方を向くテユンさん。 「ヌナの耳元で大好きって言いました」 なんで言うんだよ。少女漫画的展開とか、普通は「内緒です」って笑って言うだろ。 「ふーん」 なんでテユンさんも興味なさげなの?え、あれ、私がおかしいのかな?
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