シリーズのあらすじ

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シリーズのあらすじ

 架空の世界のある国、ガルフ連邦。この国は1942年に終わった第二次国際戦争で敗北しながらも、戦後に驚異的な復興を遂げた国家であった。しかし、1980年代前半にバブルが崩壊して以降、経済は停滞。以後、新自由主義に舵を切ったことで経済格差が広がり、治安は悪化の一途を辿っていた。  この事態を憂慮した連邦警察庁と司法省は割れ窓理論を元にゼロ・トレランス(不寛容)政策を導入。それはあらゆる犯罪やルール違反に一切容赦せず、社会不適合者を徹底的に取り除く厳罰政策であった。  それと同時に連邦警察庁は精神エネルギーを使った超能力を全ての警察官に習得させるようになった。治安維持を少ない警察官で行わざるを得なくなった苦肉の策として、一人一人の捜査能力と制圧能力を向上させるためである。  2011年4月、ヴァン・クレイグは首都オルディス州の治安維持を担っているオルディス警視庁に入庁し巡査を拝命する。そして5年後の2016年4月にブラスポート警察署刑事課強行犯係に異動して念願の刑事になった。  彼はペア長のロイ・シーウェルや他の同僚と共に市井(しせい)で起こる犯罪へと立ち向かっていくことになる。
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