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「あっ、あ……」  胸の突起をいじる。明らかに師匠の身体は感度がよくなってきた。それがエロくて、楽しくて、うれしくて。本当に好きな人とするセックスは、こんなにもいいものなのかと毎回思う。 「ん、んっ、ああっ……!」  師匠のモノをくわえる。わざと音をたてて吸ったり、べろべろ先端をなめたり。師匠がどうされるのがいいのか、だいぶ分かってきたつもりだ。 「ここ、いいでしょ?」  よく自分の唾で濡らした指を、ゆっくり師匠の中に埋める。感じるところを刺激すると、師匠の身体がビクッと跳ねた。 「あ、あ、あっ……」  フェラしながら奥をいじると、師匠の背中が反り返り、俺の指を締めつけてきた。甘い声。最初は声を出さないようにしていたのが、最近はいい声を聞かせてくれる。 「ああもう無理、入れちゃうね」  俺はぐっと口元をぬぐい、師匠の中に入ろうと身体を起こした。髪が乱れ、気持ちよくて呆けたようになってる師匠の表情を眺めながら、ゴムをつける。 「ユウゴ、俺こんなんでいいのかな……」  ぽつりとつぶやく声。師匠が言っていること、分かるようで分からなくて。いや、たぶんそういうことを考えて欲しくねえんだろうな。 「いいんスよ、気持ちいいことしてる時はガッツリそれを味わえば」  俺は笑って、師匠の少しクセのある髪を何度もかき上げるようになでた。入れてる時の表情がよく見えるようにって、エロい考えもありつつ、なんかせつなくて。 「もっと気持ちよくしてあげる」  師匠は黙って壁の方に顔を向け、目を伏せた。恥ずかしそうに俺を待っているように見えて、そそられる。 「あっ……」  少しずつ押し入る。まだ全部入れるのは無理だから、浅く入れて腰を揺らす。師匠の腰が、俺をもっと奥まで受け入れようとするかのように動く。 「無理しなくていいっスよ?」
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