必要なモノ

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必要なモノ

そこからふたりは、残業をしないために必死だった 早くふたりになりたくて 「名波さん、帰れますか?」 『ああ、ちょうど終わったとこだ』 「じゃあ、行きましょう。とりあえず飯でしょう?」 『そうだな』 「早く食って…その後、俺の家…でいいですか?」 『本気…で言ってるのか?』 「もちろんです…イヤですか?」 『そうじゃない…ただ、必要な物があるから…』 「ええ、帰りに俺が買います」 『あ…ああ、わかるのか?俺が行こうか?』 「だって、名波さん俺のサイズ知らないでしょう?あの大きさ、売ってるとこ少ないんで」 『え…あ…』 つい時雨のそこに目が行く 「クス…名波さん、今見たってダメですよ」 『そう…だよな』 居酒屋で夕食を済ませた後 駅ナカの薬局 時雨が店内で物色中 名波はそれをドギマギしながら見つめる それに気づいた時雨が、コンドームの箱を振って見せる それは 噂にしか聞いたことのないメガビッグ 【嘘だろ…そんなサイズ…経験ないぞ…時雨の歴代彼女に憐れみを覚える…】
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