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時雨玲side
クソ、いい匂いさせやがって…
俺は時雨玲、そして俺が好きで堪らないのは上司である名波彰良
俺はいわゆるノンケだが、名波さんはゲイだ
男友達と面白がって入ったゲイバーで、当時俺の教育係だった名波さんを見つけてしまった
目があったはずなのに、あの日名波さんは俺をスルーした
ガッチリのイケメンと店を出て行った
あれから半年、あの日の話は一切していない
見た目も本当に男か?と思うぐらい綺麗な人だ
名波さんがゲイだと知った時、何とも言えない気持ちになった
俺だって名波さんを抱きたい…
そして気づいた、この綺麗な人に恋をした
【俺、名波さんが好きです】
一直線に走った結果
【バカ…勘違いだ。今のは聞かなかった事にする】
あれで粉々に砕け散った俺の恋心はプスプスと燻ったまま
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