1話 初めての彼女の音、そして、、、お付き合い!

1/1
前へ
/2ページ
次へ

1話 初めての彼女の音、そして、、、お付き合い!

「はい?私ですか?」 そう言って彼女は振り返った。初めて聞いた彼女の声は、人混みの中に落ちて、踏み潰されてしまいそうな細く、繊細な声だった。そして、今まで聞いたことのあるどんな音よりもきれいだった。 俺は緊張気味に話す。 「あっそうです。」 「どうかしましたか?」 「このあと、ちょっと時間ありますか?良かったらカフェとか行きませんか?」 「ごめんなさい。お誘いは嬉しいんですけど、、、」 「けど?」 「私、自由に使えるお金とかってほとんどなくって」 「大丈夫です!俺が全額出しますよ!」 「いいんですか?」 「はい!いっつも電車で見てて、きれいな方だな〜って思ってて、、、」 「あっ、私もよく見かけてとってもかっこいい方だな〜って思ってました。」 「ほんとですか?嬉しいです!」 「初めて話したけど、私達って結構気が合うみたいですね!」 「俺もそう思ってました。良ければ、付き合いませんか?」 「じゃあ、、、よろしくおねがいします!」そうして俺らは、付き合うことになった。
/2ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加