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隣の女は誰
騙された!
繁華街を歩いていたら、彼氏が知らない女と並んで歩いていた。
楽しそうに話しながら、こっちのことには気づかずにいる。
ひどい、他に彼女がいるなんて。ずっとこのことを隠してたんだとショックと怒りで脚が震える。
でも、ここで逃げ出して泣き寝入りしてたまるか。この場で白黒付けてやる。
そう思って彼氏に近づき声をかけると、彼は笑顔でこちらを向いて手を振ってくる。
「あ、奇遇じゃん。そういえば会うのはじめてだよな。
紹介するよ。この人、俺の姉さん」
彼の言葉に、隣にいた女の人がぺこりと頭を下げて笑う。それから、弟がお世話になってますなんて言って。
お姉さんだったんだ、騙された!
うう、自分の勘違いが恥ずかしい……
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