ダリアの自己紹介

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ダリアの自己紹介

 はじめましてのヒトは、はじめまして。  魔女のダリアよ。  これはね、私の国に伝わる歴史を少しだけ、あなた達に教えたいと思って作られたものなの。  ネタバレは無しよ。  だって、これだけを読んでもう本編は読まなくてもいい、だなんてなられたらさすがに嫌でしょ?  これはあくまでいくつかある物語の順番と、物語の背景を説明するものよ。  ここで説明に出てきたいくつかの物語は続きものではないから、どれか一つだけでも読めるわ。  読んでみてくれたら嬉しいんだけど。  読んでくれたあとにここに来てくれた人は…その、ありがとう…。  また私たちに付き合ってもらえたら…嬉しいわ…!  …そうそう、残念ながらあの作者、絵は全く描けないの。  だから今回も私の説明ばかりになると思うけど、まあ許して。  …そうね。  一応、私自身の紹介もしておくわ。  初出演は、 『私を導く魔法薬(全年齢作品)』 とは言っても私のことが最初に書かれたのは、 『そのサキュバスは夢を見る(年齢制限作品)』 の方ね。  私は人間と魔族の両方の血を継ぐ、まだ若年の魔女よ。  人間だと今は、二十歳前後くらいにあたるのかしら?  これでも人間よりは長生きなんだけど。  …魔族と人間の血を引いているのが魔女だなんておかしい、ですって?  私のいる世界ではそうなのよ。  純魔族は容姿からして、あまり人間とは似ていないの。  人族と同じ、二足歩行はするけれどね。  まあとりあえず、最初から私の話を聞いてほしいわ。  少しのあいだ、付き合ってくれたら嬉しいんだけど?
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