20人が本棚に入れています
本棚に追加
数日後の 夜明け前
赤いテントの方角に
微かな火薬の匂いを感知した俺は
直ちにフクロウに伝えた
フクロウは 大木の陰から
静かに舞い上がり
数人の人間が 鉄砲を担いで
森の奥に向かって歩いて来る様子を
上空から 確認した
その事実を伝えられた 牡鹿は
素早い足で 森中を 駆け巡り
森の仲間たちに
危険を知らせようとした
だが 森は広く
夢中に森を駆け抜ける牡鹿の蹄は
多くの小動物を蹴散らし
無意味に傷つける結果となった
ヒグマは まっしぐらに
人間に向かって 突進し
鉄砲で 撃たれ 倒れた
俺は 小高い丘に駆け上がり
森中に響く 遠吠えで
森の仲間たちに 危険を知らせた
オ
オ
オ
オ
オ
オ
オ
オ
オ
オ
オ
オ
オ
オ
オ
オ
オ
オ
オ
オ
オ
オ
オ
オ
ォ
ォ
ォ
ォ
ォ
ォ
ォ
ォ
ォ
オ
オ
オ
オ
オ
オ
オ
オ
オ
オ
オ
オ
ォ
ォ
ォ
ォ
最初のコメントを投稿しよう!