03 童貞課長の反応がかわいすぎる

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 ――そういえば、さっきだって。  普通、課長が倉庫に用事があることは、まずない。  もしかして、青生がなかなか席に戻ってこないことに気づいて、探しにきてくれたのではないだろうか。 「……あっ!?」  体がなじんできたので、青生がゆっくりと腰を動かし始めると、紫藤がびくっと体を震わせた。 「……あ、……あっ、あっ、あっ」  動きに合わせて、紫藤の口から(あえ)ぎがもれる。  その声が色っぽく響いて、どきりとする。  しかし紫藤は必死に唇を噛み締め、その声を殺してしまった。  もっと、聞きたい。  課長の感じている顔を、もっと見たい。  そんな、アルファ相手に思ったこともないようなことが、頭を埋めていく。  青生は紫藤の胸に手を這わせ、ワイシャツ越しにわずかな突起を探り出す。そしてそこを指で触った。 「どっ……どこを触っ……!?」  紫藤はやめさせようとするが、ネクタイで縛られているので手は届かない。  その慎ましい突起は青生の指の腹に撫でられているうちに、ワイシャツの上からでもわかるほど形を成してきた。 「ここ……いい?」 「ち、が……っ」 「違う? ……本当に?」  青生は胸の状態を確かめようと、紫藤のワイシャツに手をかけた。
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