04 僕が、課長を手ごめにしてあげますよ

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04 僕が、課長を手ごめにしてあげますよ

 紫藤のワイシャツのボタンを、上から順に外していく。  手をネクタイで縛っているので、上は何も脱げず、背広も着たままだ。  そんな状態で前だけ開いて胸を露出させるというのは、なんだか倒錯的で、どきどきした。 「やめ……ッ」  ボタンをすべて外し、ワイシャツを左右に開く。青生がいじった左側だけぷっくりと熟れた乳首が露わになった。 「ほら、形、変わってる」 「……ッ」  青生は動かぬ証拠を見つけたとばかりに、充血したその粒に手を伸ばし、親指と人差し指でつまんで、こねこねと指の間で転がした。 「……あ……ッ」  騎乗位なので、下にいる紫藤の様子はよく見える。  乳首をいじられ、紫藤の顔に羞恥の朱が散っていく。  そして結合したままの紫藤自身は、青生の中でさらに張り詰め、一段とかさを増していく。  体をつなげているのだから、紫藤が感じまくっているのは手に取るようにわかった。  課長、マゾなんじゃないかな。  それをふと、感じ取る。  アルファがマゾというのは聞いたことがないし、自分にマゾの人としたいという嗜好もなかったが、それは自然に受け止められた。  青生は触っていない右側の乳首にも狙いを定め、その乳首の周りに円を描くように指を動かした。  性的な刺激はほとんどないはずだ。ただ、いつ乳首に触られるかという緊張と期待だけが積み上がっていく。
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