40人が本棚に入れています
本棚に追加
「終わったー」
時刻は18:00過ぎ。
今から並木の家に直行すれば、19:00に間に合う。
並木はというと、帰り支度を終え俺の事を待っていてくれた。
「帰るか。」
「うん。」
俺たちは、並んで駅までの道のりを歩いた。
「それにしても、チョコ大量だな。」
「でも、俺、チョコあんまり食べないんだよな。」
「そうなのか。」
それを聞いて、チョコ以外のプレゼントにして良かったと改めて思った。
「木下、あのさ...」
「ん?」
「俺が好きなのは木下だけだからな。」
「なんだよ、改まって。」
「だから、不安に思ったりしてたら心配すんなってこと。」
並木なりに俺に気を遣ってくれたんだな。
モテる恋人をもつと、嫉妬もするけれど、それ以上に並木は俺に愛情を注いでくれる。
俺はそんな並木が大好きだ。
最初のコメントを投稿しよう!