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N極~Side:木下~
「おはよー」
「おはよ、木下。」
俺が出勤すると、並木のデスクには大量のチョコレートが山積みにされていた。
それを見ても俺は妬かなかった。
なぜならば、俺には早く仕事を片付け、19時までに並木と一緒に彼の家に帰るというミッションがあるから。
しかも、俺のバレンタインデーのプレゼントはチョコではない。
この山積みにされたチョコに埋もれることもない。
とにかく、俺が今やるべき事は目の前の仕事を早く片付けること。
「よし、やるぞ。」
俺は早速、仕事に取り掛かった。
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