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はじめに 1
これから、私の経験をいかして、「どうしたら毒親育ちを作れるか?」のエッセイを書いてみようと思いました。
ここで断言しておきたいのは、これは決して「毒親育ちを作ることを推奨するものではない」ということです。
だって、普通親(=子供に普通にまともで健全な愛情を注ぐことのできる親)は、こんなの読んでも、絶対、子供を毒親育ちに仕立て上げません。そんなの、逆立ちしたってできっこない。モラル云々の前に、もはや、遺伝子とか本能レベルでそんなことしない・できない人たちなんです。
逆に、毒親(=子供に対していっさい愛のない、子供にとって毒にしかならない親)は、こんなの読んでも読まなくても、己の欲望のままに、子供を毒親育ちに仕立て上げます。それを阻むことは他人には不可能です。毒親自身が、自分の行動や思考回路を反省して、改める以外すべがないのですが、毒親は、100%反省も改心もしません。
毒親の子供に生まれた時点で、子供は、毒親育ちになることを受け入れるしかない。毒親が死ぬまで(あるいは死んでも)絶対に逃げられない。過酷で理不尽極まりない運命を甘受するしかないんです。
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