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カツ『今日から関西出張に行ってきます!2人にはお土産買ってきますね!』
タケ『カツさん、気をつけて行ってきてください。向こうで良いサウナや銭湯があったら共有よろしくです!』
朝方、関西出張に出掛けるカツさんのLINE通知で目が覚めた。
いつもなら、会話に加わるモコさんだが今朝は昨晩は酔えなかった缶ビールの酔いが時間差で現れたのか目覚めは最悪で、タケさんとのやり取りを眺めるだけだ。
だるい身体を引き摺るように布団から出て、仕事に向かう準備をしながら昨日のカツさんの表情を思い出していた。 LINEを見る限り、カツさんはいつもと変わらない、以前の様な感じに戻った様に感じられるが、モコさんには空元気でいるように思えてならなかった。
身支度を終え、家を出ようとした時、思い立ったようにモコさんはグループLINE画面を開くとタケさんの画面を二度タップした。
「…タケさん。夜勤明けだよね。疲れている所ごめん。ちょっと相談があるんだ」
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