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第2話
話は、柳津町の貯木場で徳広と竹宮が会ったあとそのままドライブに出たところから始まる。
移動中の車の中にて…
徳広は、ヤキソバヘアの竹宮と一緒に後ろの座席に乗っていた。
徳広は、ものすごくつらい声で竹宮に許し乞いをした。
「お願いです…もうこらえてください…」
竹宮は、不気味な声で徳広に言うた。
「もうこらえてくれだと…そない言うて逃げようなんてそうはいかんぞ!!」
徳広は、ものすごくつらい声で竹宮に言うた。
「私には、大事な家族がいるのですよ…守らなければならないものがあるのですよ…」
竹宮は、徳広に対して胸ぐらをつかんだあとものすごく恐ろしい声でイカクした。
「コラ!!」
「ヒィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ~」
「オドレ!!よくも藍子にてぇつけたな!!」
「私は知らない…」
「ウソつくな!!」
「ヒィィィィィィィィィィィィィィィィィィ~」
竹宮は、おびえまくっている徳広に対して恐ろしい声でイカクした。
「聞いたところによると、新月が藍子が暮らしている家に行った…ほんで、藍子からカネたかった…その後…松永町内のパチンコ屋へ行った…カネがなくなったらまた藍子のもとへ行ってカネをたかる…」
「私は知らない…私は知らない…」
「オドレクソジジイ!!」
「こらえてください…私にどんな落ち度があると言うのですか〜」
「新月に藍子からカネたかってこいと言うたのはオドレだ!!」
「違う…私は違う…新月が勝手にやってるだけだ!!」
竹宮は、徳広の胸ぐらから手を離したあと、さらに恐ろしい声でイカクした。
「新月が勝手にやってるだけだと言うのであれば仕方がない…せやけど、38年前のことについてはオトシマエをつけてもらうからな…」
「38年前のことなんか忘れた!!」
徳広が怒った声で『過去をほじくるな!!』と言うたので、竹宮はより恐ろしい声で徳広をイカクした。
「おいコラジジイ!!オドレええドキョーしとるな!!」
徳広は、竹宮に38年前のことをほじくられたので、怒り狂った。
話は、今から38年前の1985年頃であった。
事件は、岡山空港のロビーで発生した。
20代の夫婦が1歳半の自分の娘を置き去りにして海外旅行へ行った…
当時1歳半の娘は、温大の妻である永眞であった。
この時、永眞の両親は、永眞の航空券を購入することを忘れていた…
…と言うのはタテマエで、ホンネは永眞がうざいからわざと購入しなかった…と言うことであった。
話は、永眞の両親が乗った航空機が離陸してから20分後であった。
当時、会社員だった徳広は東京へ所用に行くために飛行機にトウジョウする予定だった。
この時、徳広は置き去りにされた永眞を保護した。
その後、徳広は所用に行くことをダンネンして永眞を連れて帰った。
徳広としのぶは、永眞は両親に置き去りにされたと判断して、子どもを保護する機関に知らせた。
保護された永眞は、その後四国にある母子保護施設へ移された。
そして、子どものいない夫婦の家に養女になった。
しかし、ほどなくして永眞の実父の親類縁者が弁護士を連れて徳広のもとにやって来た。
実父の親類縁者は、徳広が永眞を連れ去った誘拐罪で刑事告訴すると言うた。
困った徳広は、事態をシュウソクさせるために弁護士さんをたてることにした。
しかし、示談交渉を引き受けてくださる弁護士さんが近くにいなかったのでものすごく困った。
そこで徳広は、松永町内で暮らしている元チャンプの男(ボクシングジムの経営者で、徳広の知人)に助けを求めた。
徳広の話を聞いた元チャンプの男は、竹宮と田嶋組を紹介した。
竹宮と田嶋組は、元チャンプの男の知人の知人の知人のそのまた知人のコンサルティング会社(実はペーパーカンパニーである)経営者の男の知人にあたる男たちであった。
その後、徳広は竹宮と田嶋組を利用して永眞の両親の親類縁者と実父の親類縁者の知人の弁護士の家を壊滅させた。
それから数ヶ月後…
徳広は、竹宮と田嶋組たちにつきまとわれてしまった。
徳広は、自分自身がヤクザ組織に利用されていることに全く気がついていないようだ。
それどころか、徳広は『竹宮と田嶋組らは命の恩人だから…』と言うて彼らにイソンしていた。
その結果、徳広は竹宮と田嶋組たちにつきまとわれた…と言うことである。
他にも、徳広は35年前に女性従業員さんがセクハラの被害を受けたことを苦に婚約者の男性が自殺したこと…徳広がセクハラの被害を受けた女性従業員さんをレイプして子をはらませたこと…についても竹宮と田嶋組たちから強請られていた。
新月がセクハラの子であることなど…をふくめて、徳広はあやまちを大量に犯した。
そう思った徳広は『自分がたくさん悪いことをしたのだから仕方ない…』と言うてあきらめてしまった。
だから、徳広は田嶋組につきまとわれてしまった…
…と言うことがまだ分からないのか…
話は変わって…
柳津町の港湾を出発してから85分後であった。
またところ変わって、田嶋組の事務所にて…
事務所には、田嶋と小林(出入りしている者・ラブボ経営者)と山岡(同じく出入りしている者・元県議会議員)の3人がいた。
3人の前には、雀卓が置かれていた。
竹宮は、徳広の右腕を無理やりひっぱって入れながら田嶋に言うた。
「組長。」
「おう竹宮。」
「カモ連れて来やした。」
「おうご苦労だった…村前、ようきやしたなぁ〜まあ、座れや。」
竹宮は、空いている席に徳広を無理やり座らせた。
「オラ!!座れ!!」
「なにするのですか…」
「決まってるじゃないか…組長のマージャンの相手をするんや…」
「こ、こ、こ、こらえて…ヒィィィィィィィィィィィィ~」
徳広は必死になって許し乞いをした。
竹宮は、持っていたドスで徳広をイカクした。
「コラジジイ!!38年前にケーサツざたにならずにすんだのはだれのおかげだとおもとんぞ!!」
「ヒィィィィィィィィィィィィィィィ~」
「コラジジイ!!大金つくるかゆびつめるかマージャンの相手をするか…どっちかにせえ…」
「わかった…マージャンの相手する…それでいいだろ…」
「わかった…ほんなら命は助けたる…」
その後、徳広は田嶋のカケマージャンの相手をさせられた。
事務所には、深夜2時頃まで滞在した。
ところ変わって、徳広が使っている部屋にて…
うす暗い部屋に敷かれているフトンの上に座り込んだ徳広は、女々しい声で泣いていた。
しかし、徳広のつらい気持ちは晴れなかった。
時は、朝7時頃であった。
ところ変わって、ダイニングキッチンにて…
テーブルには、温久と温大と永眞の4人が座っていた。
徳広と新月は、テーブルにいなかった。
麿人は、家を出たまま行方不明になっていた。
この時、家に電話がかかっていた。
電話は、新市(山の方にある町)で暮らしている麿人の母親からであった。
電話の応対は、しのぶがしていた。
「もしもし、麿人はまだ帰宅していませんけど…きのうですか?…麿人は職場の人のソーベツ会があるから…帰りは遅くなるといよったけど…この際だから言わせてもらうけど、いつになったら麿人は自立するのかしら…あんた方の近辺で年ごろの娘さんはいないの?…だから、麿人はうちから出ていってほしいからいよんよ…麿人のドーキューセーたちは、結婚して個々の家庭を持っているのよ!!…3軒となりの魚住さん方の長男さんは、社内恋愛で知り合った職場のマドンナさん(30歳ぐらい)と結婚したのよ!!…来年の春には赤ちゃんが生まれてくるのよ!!…そのおとなりの作道さん方の娘さんは、一姫二太郎のママで幸せいっぱいなのよ!!…はぐいたらしいわね!!うちは麿人に自立してほしいからガーガーいよんよ!!麿人のドーキューセーたちは、個々の家庭を持って幸せに暮らしているのよ!!それなのに麿人はダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラしよんよ!!麿人はドーキューセーと違うことしよるけん怒っているのよ!!ドーキューセードーキューセードーキューセードーキューセードーキューセードーキューセードーキューセードーキューセードーキューセードーキューセードーキューセードーキューセードーキューセードーキューセードーキューセードーキューセードーキューセードーキューセードーキューセードーキューセードーキューセードーキューセードーキューセードーキューセードーキューセードーキューセードーキューセードーキューセードーキューセードーキューセードーキューセードーキューセー…ドーキューセーと同じことをしなさいとおらびなさいよ!!」
(ガチャーン!!)
ブチ切れたしのぶは、ガチャーンと電話を切ったあと両手で髪の毛を激しくかきむしった。
この時、スーツ姿の温久がうんざりした声でしのぶに言うた。
「かあさん、朝からガーガーガーガーおらんだら(怒鳴り声をあげたら)しんどいよ~」
しのぶは、ものすごくつらい声で温久に言うた。
「ごめんね…新市のおばさんがユージューフダンな声でいよったけん厳しく注意しただけよ。」
しのぶは、ものすごくつらい表情でいすに座った。
この時、温久が怒った声でしのぶに言うた。
「それよりも、あの麿人を始末せえよ!!」
しのぶは、ものすごくつらい声で温久に言うた。
「分かってるわよ…かあさんだって、麿人に自立してほしいと思っているわよ…だけど、問題がたくさんあるのよ。」
温久は、怒った声でしのぶに言うた。
「麿人は、まだ32歳だったな!!」
「そうだけど…あと6ヶ月で33歳になるけど…」
「ほんなら陸上自衛隊へぶちこみゃええんや!!」
「陸上自衛隊…」
「…と言うか、きのう(広島の地協にいる)知人に電話して、麿人の入隊手続き取った…」
しのぶは、おどろいた声で言うた。
「麿人を陸上自衛隊に入隊する手続きを取ったって…本人のいないところで勝手に決めないでよ!!」
温久は、よりし烈な声でしのぶを怒鳴りつけた。
「はぐいたらしいんだよ!!麿人は甘ったれているから陸上自衛隊に入隊して1からきたえ直した方がいいんだよ!!陸上自衛隊に入ったらお金が貯まる、資格が取れる、車の運転免許証が取れる…病院の治療が無料…などいいことが毎日続くんだよ!!」
「それは分かるけど…」
「まだ文句があるのか!!」
(ガーン!!)
思い切りブチ切れた温久は、右足で席をけとばしたあとジャケットと黒の手提げを持って家から出ていった。
それから1分後であった。
しのぶは、ものすごくあつかましい声で温大に言うた。
「温大!!」
「なんだよぅ〜」
「お前はいつになったら笠岡の鋼板工場へ行くのよ!?」
「またその話しかよ…」
「おかーさんは温大が研究研究といよるけん怒っているのよ!!研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究…と言うてダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラ…と先延ばしにしているけど…」
「ぼくが大学で研究に取り組むことがそんなにいかんのか!?」
「いかんからいよんよ!!」
「かあさんはなにが気に入らないんだよ!!」
「おかーさんは、温大に永眞さんを養ってといよんよ!!」
「はぐいたらしいんだよ!!鋼板工場鋼板工場鋼板工場鋼板工場鋼板工場鋼板工場…鋼板工場と繰り返して言うから頭来るんだよ!!」
「鋼板工場は、おかーさんの知り合いの人が工場長を務めているのよ!!親切な人たちがたくさんいるのよ!!」
「ふざけるな!!そんなツゴーがよすぎる会社なんかあるものか!!やさしいやさしいやさしいやさしいやさしいやさしいやさしいやさしいやさしいやさしいやさしいやさしいやさしいやさしいやさしいやさしいやさしいやさしいやさしいやさしいやさしいやさしいやさしいやさしいやさしいやさしいやさしいやさしいやさしいやさしいやさしい…方ばかりを選んだから麿人は自立できんクソッタレ甘ったれのおーーーーーーーーバカもんになったのだ!!そのように仕立てた新市のおばは超クソバカだ!!」
(ガーン!!)
思い切りブチ切れた温大は、右足で席をけとばしたあと家から出ていった。
しのぶは、ひどくおたついた表情であたりを見渡した。
永眞は、ものすごくつらい表情でしのぶの様子を見ていた。
またところ変わって、今津町にある高級住宅街にて…
チャラい格好をしている新月は、藍子が暮らしている家へ向かって歩いていた。
その時であった。
ヤキソバヘアーの竹宮が家の前で藍子と会っている様子を新月が目撃した。
思い切りブチ切れた新月は、竹宮に殴りかかって行った。
「オドレ竹宮!!」
(ドカッ!!)
新月は、よりし烈な力を込めて竹宮にぶつかっていった。
新月に体当たりされた竹宮は、その場に倒れた。
倒れた竹宮は、怒った声で新月に言うた。
「オドレ新月!!よくもワシにたきつけたな!!」
「ふざけるな!!オレの藍子にちょっかい出したからしわいた!!」
「なんやオドレ!!やるんか!!」
「ああ、やったら!!きのう柳津町の港湾でオヤジをゆすってカケマージャンに誘った場面を動画で撮影してテレビ局へ送ったからな!!」
「オドレ!!よくもいらんことしたな!!」
ブチ切れた竹宮は、ハラマキにはさんでいたドスを出したあと新月に対してしつようにふりまわしながら言うた。
「そないに死にたいのか!!オラオドレ!!そないに死んだ実母のもとへ行きたいのか!!」
ドスでイカクされた新月は、女々しい声で『殺さないでくれ!!』とさけびながら命ごいをした。
(ドカドカドカドカ…)
この時、新月は近くにあるゴミ収集場に置かれていた青色のポリ容器のゴミ箱にぶつかって転んだ。
竹宮は、ドスをしまったあと転倒した新月をボコボコに殴りつけた。
「ふざけんなよクソがキャ!!よくもオレの藍子にてぇつけたからボコボコにいて回したらぁ!!」
「すみません…」
新月は、約100分に渡って竹宮からボコボコにいて回されてボロボロに傷ついた。
またところ変わって、東村町にある大学の研究室にて…
温大は、研究チームのメンバーたちと一緒に2025年までに完成させる研究に取り組んでいた。
しかし、温大はチームのメンバーたちは『あなたはここしなくていいから…』と言われたのでメンバーから外された。
研究チームのメンバーから外された温大は、研究室のすみの方に追いやられた。
この時、温大はひどくコウカイしていたと思う。
研究に取り組みたいのに、入れてくれない…
オレ…
来たところを間違えたかもしれない…
そう思った温大は、勝手に研究室から出たあと構内のあちらこちらをウロウロと歩いた。
時は、午前11時50分頃であった。
またところ変わって、岡山市にある大手都市銀行の支店にて…
温久は、いつも通りにお札を数える作業に取り組んでいた。
この時、上の人が温久のもとにやって来た。
上の人は、やさしい声で温久に言うた。
「温久さん。」
「なんでしょうか?」
「ちょっと話があるけどいいかなぁ〜」
「話しって、なんでしょうか?」
「弟さんの温大さんのことだけど…温大さんは大学で研究に取り組んでいると言うたね。」
「はい。」
「どんな研究に取り組んでいるのかな〜…研究はいつ頃に完成するのかな〜」
上の人が温久に対して温大が大学でどんな研究をしているのか知りたい…と言うたので、温久はものすごく困った表情を浮かべた。
温久は、上の人に対して困った表情で言うた。
「課長、温大が大学でどんな研究をしているのかについては…ぼくは知らないのです。」
上の人は、温久に対してやさしい声で言うた。
「ああ、ごめんね…温久さんはご存知なかったのだね…話と言うのは、温大さんの人生設計のことだけど…温大さんは…お嫁さんはいるのかなァ~」
「温大にお嫁さんはいるかって?」
「ええ…たしか、温大さんは、東京の大学に在籍時に…研究の成果が認められて表彰されたそうだね…その後、大学で知り合ったカノジョと挙式披露宴をあげたよね…」
「それは途中でやめたみたいです…それ以降のことは聞いていません。」
「そうだったね…だったらちょうどいいはなしがあるんだよ…温大さんに伝えてくれるかな…7月22日に…温大さんに紹介しようと思う人がいるんだよ。」
「紹介しようと思う人って?」
「温大さんの人生を変えてくださる運命の人だよ…私が紹介する人とお会いになった方は人生がガラッと変わって幸せになれたんだよ。」
「それは本当でしょうか?」
「本当に本当だよ…この間、私は先方さまにお会いしたよ…いつだったか忘れたけど…ああ、柳町にある料亭でお昼を一緒に食べた時だったか…その時に、温大さんのことを話した…そしたら、先方さまは『温大さんにぜひお会いしたい。』と言うたのだよ…」
「ぜひお会いしたいって…」
「そう言うことで、7月22日は予定を空けておくように温大さんに伝えてね。」
上の人は、温久に対して一方的に言うたあと口笛を吹きながら外へ出た。
温久と従業員さんたちは、冷めた目つきで上の人の背中を見つめた。
時は、午後1時半頃であった。
またところ変わって、福山市今津町にある高級住宅街にて…
竹宮からボコボコにいて回された新月は、藍子がいる家に再びやって来た。
新月は、藍子に対して竹宮とどういう関係があるのか…と問い詰めた。
新月から問い詰められた藍子はものすごく泣きそうな声で新月に帰ってとサイソクした。
「お願い…お願いだから帰って!!」
新月は、ものすごくなさけない声で藍子に言うた。
「オレ、このままでは帰ることはできん…答えろよ…竹宮と藍子はどういう関係があったのだよ!!」
「だから、アタシは竹宮からつきまとわれていたのよ!!」
「そうかよ…わかった…」
新月は、ひと間隔おいてから藍子に言うた。
「オレは…今でもオドレをうらんでいる…オドレのせいでオレの人生はズタズタに壊れた!!」
「やめて…恐ろしいことを言わないでよ…」
「ふざけるな!!そのようになったのはあの事件のせいだ…オレが小4の時だった…ガッコーでお医者さんごっこの問題が発生したことが原因でオレの人生がズタズタに壊れた!!…オレと同学年の男子がひとりの女の子とお医者さんごっこをしていた…その時オレは、別の場所にいたから身に覚えがなかった…その時、藍子は小1だったな…藍子のせいで、オレは親からどぎつい声でおらばれた!!…小4の二学期のコンダンカイの時に…担任が親に例の問題のことをチクった!!…そのせいでオレは親からどぎつい声で言われた!!…ガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミ…オドレのせいだ…オドレのせいだオドレのせいだオドレのせいだオドレのせいだオドレのせいだオドレのせいだオドレのせいだオドレのせいだオドレのせいだオドレのせいだ…オーーーーーードーーーーレーーーーーのせいだ!!」
新月からどぎつい声で叫ばれた藍子は、泣きながら許し乞いをした。
「イヤ!!許して…許して…あの時…アタシ…パニックを起こして…落ち着いてものが言えなかった…イヤ!!やめて!!イヤ!!離して!!」
ブチ切れた新月は、藍子を床の上に寝かせたあとより激しい力で藍子の身体を押さえつけながら言うた。
「ふざけるなよ!!藍子のせいだ!!藍子のせいだ!!藍子のせいだ!!」
「イヤ!!イヤ!!やめて!!」
(ビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリ!!)
ブチ切れた新月は、藍子が着ていた白のブラウスを思い切り破いた。
ブラウスの中から、Mカップの極爆乳を包んでいる白のブラジャーがあらわになった。
「やめて!!イヤ!!」
つづいて、新月は藍子が着ていた赤色のスカートを脱がした。
スカートの中から、白のレギュラーショーツを包んでいるベージュのストッキングがあらわになった
「やめて!!やめて!!」
「ふざけるな!!オレの人生をズタズタに壊したことをわびろ!!わびろわびろわびろわびろわびろわびろわびろわびろわびろわびろわびろわびろわびろわびろわびろわびろわびろわびろわびろわびろわびろわびろ!!」
(ビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリ…)
「イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
新月は、よりし烈な怒りを込めてストッキングを破いた。
「ふざけるな!!ふざけるな!!」
「やめて!!やめて!!」
藍子は、新月を突き飛ばしたあと逃げ出した。
新月は、すぐさまに藍子をつかまえた。
その後、藍子は浴室の脱衣場に連れて行かれた。
「やめて!!イヤ!!イヤ!!」
藍子は、新月に寝かされたあと再び身体を押さえつけられた。
(バシッ!!バシッ!!バシッ!!)
「痛い!!痛い!!痛い!!」
藍子は、新月から平手打ちで顔を激しく叩かれたあと、白のブラジャーを思い切りちぎられた。
(ブチッ)
ちぎれたブラジャーの中からMカップの極爆乳があらわになった。
つづいて、ショーツも脱がされた。
「やめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめて…イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
藍子は、よりし烈な声で泣き叫んだ。
藍子は、新月に犯されてボロボロに傷ついた。
それから180分後であった。
藍子を犯した新月は、ウキウキした表情で歩いていた。
その時であった。
新月は、4つ先の十字路付近で小林と会った。
小林は、新月を見るなりにエリ首をつかんで攻撃した。
「コラクソガキ!!またんかい!!」
「なにするんだよ~」
「よくも竹宮の女を犯したな!!」
「知らねーよ!!」
(ガツーン!!)
小林は、グーで新月のこめかみを殴りつけた。
「ヤローテメー!!」
「やめてくれ!!」
「ふざけるな!!」
新月は、小林からボロボロにいて回された上に同行していた複数人の男たちから集団暴行を受けた。
それからまた180分後であった。
新月は、ボロボロに傷ついた姿で倒れていた。
小林は、怒った声で新月に言うた。
「おいクソガキ!!こんど藍子を犯したらどないなるかわかっとんやろな!!わかっとんやったらこの近辺をうろつくな!!ワシの声が聞こえんのか!!」
(ドカッ!!)
小林は、よりし烈な力をこめて右足で新月をけとばした。
その後、小林は複数人の男たちと一緒に現場から立ち去ろうとした。
この時、新月がよれよれの状態で起き上がった。
そして…
「アニキ!!」
新月は、持っていたナイフで小林の肩を斬りつけた。
「テメー!!クソガキ!!」
「やるんか!!」
新月は、よれよれの状態で子分たちを殴りつけた。
新月は、持っていたナイフで子分数人を斬りつけた。
新月に斬られた子分たちは、亡くなった。
その後、新月は子分の男たちから受けた暴行が原因で殺された。
同時に、新月に斬られた小林も殺された。
それから100分後であった。
事件現場に広島県警のパトカー20台が到着した。
パトカーから降りた捜査員たちは、ものすごくしかめた表情で現場検証に取り組んでいた。
高級住宅街は、よりキンパクした空気に包まれた。
話は、同じ日の夕方5時半過ぎのことであった。
(ピーッ、ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…)
温久は、山陽本線の下りの各駅停車に乗っていた。
この日は、少し早い便の列車で帰宅した。
時は、夜7時過ぎであった。
またところ変わって、福山市松永町にある家のダイニングにて…
ダイニングのテーブルにしのぶと温久が座っていた。
温久は、ものすごく怒った表情で中国新聞の夕刊を読んでいた。
ダイニングキッチンにいる永眞は、今朝方作ったみそ汁を温め直していた。
温久は、よみかけの新聞をひざの上に置いたあと怒った声でしのぶに言うた。
「7月22日は、温大に紹介したい人がいるから予定を空けてくれ!!」
温久から怒った声で言われたしのぶは、ものすごくつらい声で言うた。
「7月22日はツゴーが悪いのよ…」
温久は、ものすごく怒った声でしのぶに言うた。
「ツゴーが悪いだと!!」
しのぶは、ものすごくつらい声で温久に言うた。
「温久。」
「なんや!!」
「その日は、おかーさんのツゴー悪いのよ…」
温久は、ものすごく怒った声でしのぶに言うた。
「ツゴーが悪いからどうせえと言うんぞ!!」
「ツゴーが悪いから変更してといよんよ…」
「はぐいたらしいんだよ!!ツゴーが悪いツゴーが悪いツゴーが悪いツゴーが悪いツゴーが悪い…と言うて逃げて逃げて逃げて逃げて逃げて逃げて逃げて逃げて逃げて逃げて逃げて逃げて逃げて逃げて逃げて逃げて逃げて逃げて逃げて逃げて逃げて逃げて逃げて逃げて逃げて…逃げ回る気か!!」
「逃げてなんかいないわよ…」
「ほんなら、研究研究とほざいてる温大をどうにかせえよ!!ケームショでもいいから家から出せよ!!」
「分かってるわよ~」
「なんやその言いぐさは!!」
ブチ切れた温久は、席から立ち上がったあと家から出ようとした。
温め直したみそ汁が入っている大きな両手鍋を持っている永眞は、外へ行こうとする温久にどこへ行くのかと聞いた。
「義兄さま!!どちらへ行かれるのですか!?もうすぐごはんができますよ!!」
「だまれ!!」
ブチ切れた温久は、家から出たあと外へのみに行った。
それから3分後であった。
温大がつかれた表情で帰宅した。
しのぶは、ものすごくあつかましい声で温大に言うた。
「温大!!」
「なんだよぅ〜」
「温久がどんな気持ちに置かれているのかが分かってないわね!!」
「またその話かよ〜」
「温大!!」
「なんだよぅ〜」
「温大は何をしに大学へ行ってるのよ!?」
「研究に取り組むために…」
「ウソ言われん!!研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究…その言葉は聞きあきたわよ!!」
「はぐいたらしいんだよ!!大学で研究に取り組むことがそんなにいかんのか!!」
「いかんからいよんよ!!温大のドーキューセーは個々の家庭を持っているのよ!!」
「またドーキューセードーキューセードーキューセードーキューセードーキューセードーキューセードーキューセードーキューセーといよる!!ぼくがドーキューセーと違うことしたらいかんのか!!」
「いかんからいよんよ!!おとなりの家の息子さんは5人目の赤ちゃんが生まれたのよ!!…下松さんちの息子さんは次長に昇進したのよ!!」
「やかましい!!なんでそんな話をするんぞ!!」
「ドーキューセーと同じことをしなさいといよんよ!!」
「はぐいたらしいんだよ!!」
(ガラガラガラガラガラガラガシャーン!!)
ブチ切れた温大は、永眞が作った食事をテーブルごとぶち曲げた。
(バシッ!!バシッ!!バシッ!!)
その後、温大は永眞の顔を平手打ちで3回叩いた。
温大は、しのぶに対して『家にいたらむしゃくしゃするから外へのみに行く!!』と言うて家から出ていった。
温大から吐き捨てる言葉を言われたしのぶは、メソメソメソメソと泣いた。
温大から平手打ちで顔を叩かれた永眞は、叩かれた部分に手のひらをあてながらぐすんぐすんと泣いた。
時は、深夜11時50分頃であった。
またところ変わって、家の浴室にて…
ぬるま湯につかっている永眞は、ものすごくつらい表情でつぶやいた。
なんでうちは…
村前の嫁になったのか…
なんでうちは…
40前に結婚したのか…
本当は…
結婚なんかしたくなかった…
周囲が結婚しろ結婚しろとうるさく言うから仕方なく結婚しただけ…
サイアクだわ…
永眞は、5月26日に当時勤務していた職場の上司の紹介で温大とお見合いをした。
お見合いは、福山市内にある高級料亭の奥座敷で行われた。
お見合いの席には、村前の家の家族6人と永眞と永眞の職場の上司がいた。
永眞の職場の上司は、しのぶの旧友にあたる人であった。
お見合いは、温久と温大のどちらかが永眞と結婚するかの話し合いであった。
この時、温久と温大は結婚したくないので一方的に拒否した。
そのため、家族でもう一度話し合いをすることになった。
その結果、永眞の結婚相手は温大に決まった…と言う事であった。
そして、6月の大安吉日の日曜日に鞆ノ浦にある料亭で結婚披露宴をあげた。
しかし、市役所に婚姻届を出していなかった。
温大は、今も大学時代に知り合ったカノジョと入籍できなかったことに対して腹を立てていた。
永眞は、温大に対して婚姻届にショメイナツインをしてほしいと求めた…
しかし、温大は婚姻届にショメイナツインすることを強く拒否した。
…と言う事で、法的な夫婦関係は成立していなかった。
そうしたことが原因で、夫婦関係が極力悪化したようだ。
湯船につかっている永眞は、ぬるま湯に頭を沈めたあとブクブクと泡を立てた。
7月20日の午後1時頃であった。
またところ変わって、東村町にある大学にて…
温大は研究室にいたが、他のメンバーたちから『あなたは入らなくてもいい…』と言われたので部屋のすみにいた。
ブチ切れた温大は、勝手に研究室から出た。
その後、研究室のとなりにある事務室に勝手に入った。
温大は主任のデスクの引き出しをあけたあと、中に入っていた現金500万円を強奪した。
その後、準備室に保管されていた高価な備品を全部持ち出した。
この時、通りかかった男性研究員が温大に対して大学のものを勝手に持ち出さないでくださいと言うた。
「ちょっと、大学の備品を勝手に持ち出さないでくださたい!!」
「はぐいたらしいんだよ!!コラクソバカ!!」
(ドカッ!!)
温大は、右足で男性研究員をけとばして倒した。
その後、右足でしつようにけとばしたあと男性研究員が持っていた財布の中から現金200万円とクレカ3種類を強奪した。
温大は、勝手に大学から出たあと福山市内にあるパチンコや風俗店をはしごした。
時は、深夜11時前であった。
またところ変わって、松永町にある家にて…
家のダイニングキッチンのテーブルに永眞が座っていた。
テーブルの上には、片方が空欄になっている婚姻届が置かれていた。
この時、ものすごくつかれた表情を浮かべていた温大が帰宅した。
永眞は、温大に対して怒った声で言うた。
「あなた!!今の今ごろまでどこへ行ってたのよ!!」
「オレがどこへ行こうとオドレにはカンケーない!!」
温大が永眞に対して突き放す言葉を言うたので、ひどい大ゲンカになった。
「あなた!!きょうの夕方頃に大学から電話がかかってきたわよ!!」
「研究員たちが仲間はずれにしたから鉄拳制裁を加えた!!」
「あなた!!」
「はぐいたらしいんだよ!!なにもかもがもうイヤになった!!だから研究なんかやめた!!」
「あなた!!」
「ふざけるな!!なんやこれは…なんやこれは!!」
(ビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリ!!)
ブチ切れた温大は、テーブルの上に置かれていた婚姻届を永眞がいる前でズタズタに破いた。
「なにするのよ!!」
「ふざけるな!!オドレのせいだ!!オドレのせいでオレの人生がズタズタに壊れた!!」
「やめて!!イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
永眞は、ブチ切れた温大からよりし烈な暴行を受けた。
なんでうちが悪いのよ…
うちにどんな落ち度があるのよ…
サイアク…
その翌日の朝であった。
永眞は、温大からきつい暴行を受けたことを苦に家出した。
温大も、家にいるのがイヤになったので家出した。
これにより、永眞と温大の夫婦関係は破たんした。
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