羽瀬暁斗

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20才男子大学生4人の中で、 1人だけ21才の僕・羽瀬暁斗。 今から2年前。 僕は、第一希望T大学に2年続けて落ち、 二浪はせずに、 第二希望の現在のK大学に入学した。 T大学に合格さえすれば 全ての道が開けると信じていた僕は、 K大学に通いながら受験勉強も続けて 来年の受験に備えるつもりでいた。 だけど、 朝がくれば講義を受けに大学に行き 夜がくれば家に帰り、 課題提出に追われ、 日常というサイクルにはまると 自然と再受験が遠ざかった。 日常に流されて、 そしてそれに慣れていくことを どこか許せない僕がいる。
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