余韻

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「俺の可愛い美紅がぁー!」 ……とまぁ、救いようがない感じでうるさかったので、父の対応は母に任せることにし、 「うん。お母さんは認めてくれてるっぽいから大丈夫」 裏口の扉の外で心配そうな顔をしながら返事を待っていた右京のもとへ戻ってきた美紅は笑顔で頷いた。 「え……いいのか?」 遠目に見ていた右京から見ても、全然大丈夫そうには見えなかったのだが、 「いーのいーの。お父さん、あーなっちゃうとしばらくは凄く面倒くさいから、あとはお母さんに任せよう」 とりあえず、美紅が泊まりにくることだけは決定したのだった。
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