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「話したくないなら話さなくてもいいよ。その代わり、遥人くんには素直に話せるようになるまで通ってもらうことになるけど」
「っそ、んなの、こまる……」
「このまま意地を張っていたら毎週ここに通わないと行けなくなるよ。何度も仕事を休んで職場に迷惑をかけたくないだろう?」
頻繁に仕事を休んでいれば、会社の人たちはその理由を疑い始めるだろう。もしSubであることがバレたら。もしそうなったら、周りの自分を見る目はどう変わってしまうのだろうか。
「先生はいじわるを言ってるわけじゃないんだよ。ただ、遥人くんの助けになりたいだけなんだ」
「ぁっ……や、」
先生の人差し指が下顎をくすぐり、俺が口を破わるのを今か今かと急かすように親指が唇を撫でる。
「ほら、素直に話してごらん?」
体はガッチリと拘束されていて身じろぎもできない。観念して白状するまで解放してもらえないことは明白だった。
「……っぉ、おすわり、して……」
「それから?」
「あたまをなでて、もらったり、しゅうじさんのゆび、なめたり……」
「なめるのは、指だけ?」
「く、くち、とかも……」
「指と口と、それから?」
言わなくてもきっともうとっくに見透かされているのだろう。震える唇で途切れ途切れに望まれている言葉を紡ぐ。
「……ぉ、おちんぽ……。おちんぽ、なめたり……」
「遥人くんはシュウジさんのおちんぽを舐めたんだね?」
「なめ……ました……」
「おちんぽはなめるだけ?硬くなったDomちんぽ、この口に入ってきたりしなかった?」
「……っ」
言い淀んでいると先生の目つきが鋭くなって、低い声で凄まれる。
「シュウジさんにされたこと、全部正直に話しなさい」
「っや……」
「ほら」
首を小さく振って顔を背けるも、ぐい、と顎を掴まれて引き戻され、視線が絡まる。俺はとうとう観念して目尻からぽろ、と涙をこぼした。
「……っく、くち、もつかいました……。おちんぽちゅっちゅってして……おちんぽおくまでくわえて、いっぱいぺろぺろって、しました……」
言葉を紡ぐたび俺の下唇に添えられた先生の指が舌に当たって、甘えるように唾液を擦り付けてしまう。
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