豪雪地帯(140字小説)
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豪雪地帯(140字小説)
私が住むこの地域は、豪雪地帯だ。 雪は生活を阻害する。全くもって厄介な存在である。 屋根の雪を降ろしていて落ちて死んだ人もいる。 家が潰れて死んだ人も。 雪は殺人者だと想う時もあった。 雪さえ無ければ、その人達はまだ楽しく 生きていられた。 私の職業は、除雪作業員。 雪が降らなかったら、失業だ。
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