おかず(140字小説)

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おかず(140字小説)

僕は捨て猫。生まれて直ぐに捨てられた。 まだ、目も開いていない。 飼い主は、母猫だけを可愛がるだけの偏執した人。 だが、捨てる神有れば、拾う神あり 少女が、僕を拾ってくれた。少女は僕の生命の恩人だ。 だが、少女の家は貧しかった。 少女は僕を抱き上げ、気がつくと僕はまな板の上に、 置かれていた。
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