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〈翌日〉
学校に行くと、中2は体育館に行けと言われた。俺は上靴に履き替え体育館に向かう。その途中で流牙たちに絡まれている聖奈がいた。
聖奈が困ってそうだったので俺は助け船を出す。
「邪魔。」
「はぁ?蓮夜の分際で何言ってんの?」
「聖奈も困ってる。」
「そんなことねぇーよ。」
「聖奈、行くぞ」
俺の言葉に反応して慌てながらついてくる聖奈。それを見て荒れている流牙たち。
「ありがと。助かった。」
聖奈が俺にお礼を言ってくる。
「別に大したことねぇーよ。彼氏いんだろ?じゃあ、あんまり男と話さねぇ方が良いぜ。」
体育館に着くと先生に、座るように促された。俺と聖奈は言われた場所に座る。
「全員揃ったな。じゃあ、話なんだが、、、この学年はどの学年よりも人数が多く、校長の方針により、2クラスになる。」
先生の話で生徒側は、騒ぎ出す。
「呼ばれた人からこれから言う教室に行くように!」
皆がどんどん呼ばれていく。
俺は静かに聖奈の方を見た。
「そんなに不安?」
「え?なんで?」
「不安そうな顔してたし、彼氏、同じ学年なんだろ?」
「そうだけど、、、なんで知ってたの?」
「雰囲気的にそかなって。」
「う、、、じゃあ、流牙たちにも気づかれてるかな、、、」
「多分それはないと思う。」
しばらくして、聖奈や俺、静空が呼ばれた。しかし、聖奈は、俺や静空と別のクラスだった。
「じゃあ、、、また帰る時に、ね。」
「おう!下駄箱で待ってる。」
「OK!」
「でもさ、彼氏と一緒に帰らなくていいの?」
「うーん、、、まだ、誰も知らないからさ、彼のことも考えるとバレるまではむりかな、、、」
「で?彼とは同じクラスなの?」
「うん!」
と言って、嬉しそうに笑った。
「良かったな。」
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