上条くんは一人がいい 2

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「そういえば、静空は?一緒に帰んないの?」  「静空は、いっつも学校の途中で帰って、流牙達と会わないようにしてる。」 「そっか、、、あいつなりに考えてんだな。もし良かったら、静空ん家よって帰んない?」 「いいね!寄って帰ろ!」 俺たちは静空の家に向かうことにした。 (誰かついて来てるな。こっちからは見えないが、多分流牙たちだろう。) 「聖奈、誰かついて来てる。そこの角曲がったら走って静空ん家まで行こ。」 「OK!よく気がついたね。」 「学校出たときから視線感じてたからな。」 そう言って俺たちは曲がり角に差し掛かった。 二人で顔を見合わせ、同時に走り出す。聖奈は陸上してたらしくとても足が速かった。そして5分ほどで静空の家まで着いた。 ピーンポーン 呼び鈴を鳴らして出てきたのは静空のお母さんだった。 「あら!聖奈ちゃんと、、、どなた?」 「お久し振りです。上条蓮夜です。」 「まぁ!蓮夜くん大きくなったわねぇ!さっ、上がって。 静空!聖奈ちゃんと蓮夜くん来たわよ!」 「「おじゃましま~す」」 「多分すぐ静空降りてくるから、くつろいでていいわよ!」 「じゃあ、、、ウチ静空呼んでくるわ!」 「ありがとね!聖奈ちゃん!」 静空のお母さんは相変わらず元気そうで賑やかな人だった。 「それにしてもまさか、蓮夜くんがこっちに引っ越してくるとわね!」 「俺自身もびっくりしてます!でも、静空って教室来れてないんですね。」 「そうなのよ、、、流牙って子からやられたらしくて。」 「あいつ、、、許せねぇ、、、俺、静空を絶対教室に来れるようにしてみせます。」  「いいの?でもできるかしら?」 「やってみせます!」 俺と静空のお母さんが話していると、静空と聖奈が降りてきていた。 そして静空は俺を見ると、、、
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