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4「強制バイト!?」
母親の涼華と何気に家で鉢合わせしてから収まらない隼人との激しい罵声の口論は住んでいるハイツのアパートの外まで声が漏れる勢いだった!
隼人「うっせえっていってんだよ!( # ゚Д゚)綺麗事ばっか言って丸め込みやがって、結局俺は問題児扱いかよ!いつまでもガキ扱いしてんじゃねえよ!」
涼華「1人で大きくなったような顔するんじゃないの!あんたがガキみたいにすねてるからでしょ!いい年して自分の口で何も言えないでキレるなんて恥ずかしいと思わないの?( ⊳Д⊲ #)」
隼人「別になんもねえよ!てめえに知って欲しい事なんて!俺の言う事いちいち真に受けて干渉すんなっての!そんなにうざいんなら施設にでも行ったっていいんだぞ、俺は!( # ゚Д゚)」
涼華「そんなわけにいかないでしょ!あんたはお母さんの大事なたった1人の息子なんだから!最近はますます大好きだったお父さんにそっくりになってきて…!立ちなおれたのだって、隼人のお陰なのよ!・・・(._.)」
隼人「何いい年して照れてんだよ!なんでそこに親父が出て来るんだよ!てか、親父に似てるから大事にしたいとか頑張るとか言われたって俺全然うれしくねえからよ!かえって不信になるし鳥肌たつわ!そんなきしょい目で見てたのかよ!似合わねえ厚化粧まで最近家の中までしやがって!家中香水でくせえんだよ!( # ゚Д゚)」
涼華「これはバーの仕事の為よ!悪かったわね!( ⊳Д⊲ #)そうじゃなくって…!もちろんお父さんの事は大好きだったけど、本音で言ったら、今1番大切で好きなのは隼人だから!」
隼人「好きとか順番つけられんの嫌いなんだよ!( # ゚Д゚)どうせバーの男にもそう言ってくどいてんだろ!親父化けて出てくんじゃねえ!」
涼華「それは、誓ってないわ!お母さん仕事はしっかり割り切ってるから!隼人を裏切ったりしないし、その心配はいらないから!」
隼人「もうどうでもいいし疲れたよ!(-_-メ)さっさと食べて仕事いけよ!」
涼華「こんな状態じゃいけないわよ!ほっといたらあなた何するか…!」
隼人「なんもしねえって!てめえにも、迷惑かけねえし…!」
涼華「ちょっと待って!メールが…何回も来てるから!」
さっきからちょくちょく涼華の部屋の方からピコン、ピコンと耳障りな音が聞こえていたが隼人との口論で中々出れずにいた。
隼人「うぜえ…!しつこくかけんなって言っとけよ!( # ゚Д゚)」
涼華「仕事の娘なの!最近仲良しになってバーに一緒に働いているんだけど、なんだか体調崩してるみたいで入院するかもしれなくて!今日お母さんのパートのスーパーにも顔を見せにきたの!」
隼人「めんどくせえ!そんなやつとつきあうからだろ!」
涼華「同じ職場だからそういう訳にもいかないでしょ!あんまり揉めるような事言いたくないし!あんまり喋らないこだから孤立しないようにお母さんが横からフォローする事も仕事になってるのよ!」
隼人「ちっ!」
涼華「で、彼女もシングルで小さなお子さんがいるらしくてその子がすごく手がかかるみたいなのよ!知的に障害もあって旦那さんとはそのせいで離婚したみたいで…近くの養護施設や託児所とかもお願いしたんだけどいろいろあって預かってくれないんだって…」
隼人「聞いてねえしそんな事、いちいち話すなよ!」
涼華「それで仕事の時つい話しに合わせて、家にも反抗期で手のかかる息子がいるって、あなたの事を流れで喋っちゃって…!」
隼人「なんで俺の話?めっちゃ悪口だろ!」
涼華「退学して遊びほうけてるみたいな事言ったら!仕事中の間だけでもあなたに見てて欲しいとか言われるようになっちゃって!彼女そうとう参ってるみたい!」
隼人「勝手に家の恥さらしてんじゃねえよ!てかなんでそんな話しになってんだよ!ガキの世話なんてぜってえごめんだからな!」
涼華「断ったわよ、お母さんも何度も!でもあなた結局アルバイトもする気ないんでしょ!お金まで払ってくれるってメールで言ってくれてるの!家で面倒みられるんだから楽じゃない!」
隼人「いやいや楽じゃねえだろ!問題児のガキなんか押し付けられていい迷惑だし!そんなやつこそ施設にぶち込めよ!(# ゚Д゚)」
涼華「だから、それが難しいってさっきから…」
隼人「ふざけんなよ、マジで!俺の事都合のいい道具にしやがって!( # ゚Д゚)」
涼華「どうしても彼女お願いしたいって聞かなくて、あなたに直接言いたいらしくて今から家に来たいって言ってるの!」
隼人「いや、無理だって返事返せよ!そもそも人の家庭の問題に首を突っこんだてめえがわりいんだろ!( # ゚Д゚)」
涼華「だからあなたの口からはっきり言ってくれれば彼女も納得すると思うから!」
隼人「知らねえし、会うつもりもねえよ!」
涼華「あなたはなんでそんなに聞き分けがないの!だらだらして働く気もないなら少しくらいお母さんの約に立ちなさい!( ⊳Д⊲ #)」
隼人「またそれかよ!いい加減にしろよ!都合のいい時だけ母親、母親言いやがってほんと便利な言葉だな!( # ゚Д゚)」
そんな口論をくりかえし数分すると、玄関のインターフォンがなった。
涼華「とにかく彼女、来たみたいだからお願い!」
隼人「はあ!家教えたのかよ!ありえねえし!何考えてんだよ!( # ゚Д゚)」
涼華「お母さんの仕事のお付き合いだと思って今回だけは言う事聞いて!」
隼人「だからオモリなんかしねえよ!( # ゚Д゚)」
涼華に強引に押されるまま薄暗い照明の玄関に行くと髪の長い若い女性がかなり疲れた表情でたっていた。
隼人たちを見るなり丁寧なお辞儀をして、
女性「すみません、よろしくお願いします!m(_ _)m」
涼華「いいのよ!前にも話した通り、うちのこ、学校やめてひましてるから気にしないで!(*^-^*)」
言葉を失っている、隼人をいい事に勝手に話しを進めてしまうお人好しの涼華!
我に返り涼華をにらむ隼人に気にせず、
涼華「あら、かわいい!(*´▽`*)」
女性の背後からこがらで無表情な少年!
女性「無愛想でごめんなさい!」
と、何度も頭を下げるが、それよりもその見覚えのある少年の顔に隼人はさらに眉をひそめてしまった!
隼人「マジかよ!Σ(゚Д゚)」
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