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「あれ?ねぇなぁ〜」
飴の並んでいる陳列棚を前に俺は首を傾げた。
当たり前のようにあると思ったのにーー、
「フン、だろうな」
ソッポを向いて呟いたすずには予想通りだったようだ。
「次、行くぞ」
「はぁ?」
「ついてこい」
「マジで?」
「ほら、置いてくぞ」
「行きたいなんて行ってないんですけど」
不機嫌に文句を言うすず。
「ないからって、拗ねんなよ」
「拗ねてないし、柊ちゃん頭おかしなってるよ」
「湧いてるからな」
「……」
しぶしぶ後ろに来た気配。
ちょろいな、すずは。
そんなところは昔と変わらないのに、さっきのすずとは、つながらないな。
なんであんなことをーー。
頭の隅で考えながら、俺たちは次のコンビニへと向かった。
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