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孤独
夜になると真っ暗になるこの通り。
人も殆ど通らないのでアリアに気づく人もいない。
母親の藤崎カナはそれを知りながら、男と逢引きのためにアリアを外に出していた。
父親はカナと同じ会社に勤めていて、職場恋愛の末に結婚。
カナはアリアを授かり、子育てのために退社した。
小さいながらもローンで家を建て幸せに暮らしいた。
しかし、アリアが4歳間近に父親は交通事故で亡くなってしまった。
家のローンは保険金がおり、慰謝料も出たから
当面の生活には困らなかった。
カナは暫く悲しんでいたが、気を紛らすためにアリアが寝たあとに近くのバーに通うようになった。
その時に知り合ったのがあの男。
その日からカナは変わってしまった。
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