私、○○○○です。

ぺぺーぺぽぽぽ♪

ぺぺーぺぽぽぽ♪

ぺぺーぺぽぽぽ♪

　軽快なBGM

ガラガラ　ゴロゴロと殺気立つカート

「あったあった」
　パコん。

ガラガラ　ゴロゴロ殺気立つカートが離れてく。

　「新人さん早速でしたね？」
　「おぉなんでや？わし1ヶ月おるで普通古株からと違うんか？」

　「まぁそうなんですけど、あっ！あいつが悪いんですよ年いったバイトが雑で適当で」

ガラガラ　ゴロゴロゴロゴロ

　「「きたきたきたっ」」

ガラガラ　ゴロゴロゴロゴロ

　「違うんかい」

通り過ぎるカートにツッコミを入れつつカタカタいわしてる先輩

　「先輩まぁね、自分達そんなに人気じゃないので仕方ないですよ」

　「後輩君もっと自分に自信をもちなさい」

　「自分達そんなに必要ないですよね？」

　「必要はないかも知らん！でもな食卓に並んでたら少し嬉しくなるやろ？それが俺たち高野豆腐やっ！やっ！やっ！」

　先輩はどこかで覚えたセルフエコーを披露した。

　そう僕たちは高野豆腐。

　陳列されてるタイプの高野豆腐。

　メインのおかずではないが、食卓に並んでたら少し喜ばれる存在。

　高野豆腐！