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本編
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-ある日の仕事の帰り、雨が降っていて、主人公、拓巳は、傘をさす。すると、傘をさしていない女性を見かける-
-拓巳は気になって、声をかけることにした-
拓巳「ねぇ、君。ちょっと待って」
??「…!」
-声をかけた女性が拓巳を見ると、今付き合っている彼女、三雅だと気付き、拓巳と三雅はお互いに驚いた-
拓巳「三雅?」
三雅「拓巳、君」
拓巳「あ、えっと。こんばんは」
三雅「う、うん。こんばんは」
拓巳「傘忘れたの?今日一日雨って天気予報で言ってたよ」
三雅「うん。それほどきつい雨ではなかったから、傘持って行かなかったんだ」
拓巳「そうだったんだ。でも、雨降っている時は傘を持っていかないと、風邪引いちゃうよ。君が風邪引いて、熱が出たら大変だからね」
三雅「拓巳君、優しいね。心配してくれて、ありがとう」
拓巳「どういたしまして。あっ…」
-雨がきつく降ってきた-
拓巳「雨がきつくなってきた。このままだと、本当に風邪を引いてしまうから、僕の傘に入って。三雅の自宅まで送るよ」
三雅「分かりました。よろしくお願いします。あと、傘お邪魔します」
-三雅が、拓巳の傘の中に入る-
拓巳「ふふ、今敬語になってたね」
三雅「あ、ごめん~」
拓巳「ううん、いいよ。じゃ、行こうか。あの…さ、手を繋いでいいかな?」
三雅「うん、いいよ」
拓巳「ありがとう!」
-手を繋ぐと、三雅の手が冷たかった-
拓巳「手、冷たいね。僕の手、温かいから、三雅の自宅に到着するまで、温まっていって」
三雅「うん、ありがとう」
-そして、三雅の自宅が見えてきた-
拓巳「三雅の自宅が見えてきたね。手は温まった?」
三雅「うん。温まったよ。拓巳君、ありがとう!」
拓巳「良かった、安心したよ。あと、どういたしまして」
-三雅の自宅前に到着した-
拓巳「到着したね。あっという間だったけど、楽しかったよ。雨で体が濡れているから、風邪引かないようにね。それと、今度予定が合えば、会わない?最近、お互い忙しくて、なかなか会えなかったから」
三雅「私も楽しかったよ。あと、心配してくれて、本当にありがとう。それと、私も今度拓巳君に会いたい」
拓巳「本当?良かった。都合のいい日が分かったら、連絡して。僕も教えるから」
三雅「うん、分かった!」
拓巳「じゃ、そろそろ帰るね」
三雅「うん!自宅まで送ってくれて、ありがとう。暗いから道中気をつけてね」
拓巳「どういたしまして。あと、ありがとう。気をつけて帰るね。じゃ、またね。お休みなさい」
三雅「うん、またね!お休みなさい」
-終-
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