静かでうるさいキミ

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「ほんっっとうるさい人って無理。」 キミはそう呟いた。 「あ、そう。」 「静かなとこが1番! 静かな世界に行ってみたいわー」 「もう何回も聞いたよ、それ。」 「あんたも静かな方が好きでしょー?」 「うーん、確かに。でも僕はうるさい人の方が好きだよ」 「あんた好きな人いんの!? まじー!?」 キミは、そう高らかに笑った。 本当にキミが、静かな世界に行ってしまうなんて、誰が予想できただろうか。 ーー誰も分からなかった。
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