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「申し訳ございません! 昨晩から今朝がたまで、ヴォルフ隊長と隊員全員で日本との戦況予測を話し合っておりました! 一睡もしないまま今回の作戦参加となり、つい、この私めがかような弱音を漏らしてしまった次第であります!」
そう言ってルイーズは頭を垂れた。
オトゥは、眉間にしわを寄せる。
「そうか。それならば大儀と言わねばなるまい。が、よいか? 作戦遂行には、睡眠不足は敵であるぞ。本当の敵と戦う前に敗れることになろう。今後は、くれぐれも注意してくれ」
「は、承知いたしました!」
それで、すぐさまモニタがブラックアウトした。
一同の口から一様に息が漏れる。
ヴォルフは、ルイーズに目をやるとウィンクした。
「ふう。お前、なかなか機転が利くな」
「心身共に機敏な反応、対処は、諜報部隊員必携の技術です!」
「ほう、なかなか言うな」
「特に、とっさの口から出まかせの返し技は、ヴォルフ隊長より学びました」
「ついでに余計なことを言ってくれるな。非常に不愉快だぞ」
「恐れ入ります!」
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