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10年後ー
ジリリリリリリーーン
静寂の中、私の鼓膜を突き破るような音が鳴り響いた。
ドスンッーー
「いたたたた」
私は、ベッドから驚いて落ちてしまった。
「ごめん、ごめん。大丈夫か?陽葵」
「うん」
彼の名前は、浅川大樹
二十歳で知り合って、ただいま同棲している。
そして、私の名前は鈴川陽葵
それで、さっきの夢は向日葵だった。
10年前、15歳だった私に突然、向日葵は嫌いだと言っていなくなったのだ。
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