眠れぬ日々を 乗り越えて

　子供ができて夜泣きに悩まされ睡眠時間はますます短くなった。
　３０分寝て、３０分あやされてを繰り返す我が子の鳴き声の中でも、ぐっすり眠る夫には驚きが隠せなかった。
　うるさい環境には慣れているとはいえ、我が子が泣いているのが気にならない夫が理解できなかった。
　もともとうるさい所に住んでいたから子供の泣き声で近隣からクレームが入ることはなかったが、子供もゆっくり眠れないこんな環境からは早く離れたいと必死で働いた。
　このころは夜中がネット使い放題だったりしたので、休みの日も昼間は子供の相手もせずに寝て夜中にゲームをする生活を夫は始めていた。