恋の詩

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表彰されるほどの国語力があろうとも たった一言言葉にできない心の弱さよ 恋と言うものはこれほどまでに人を臆病にさせるものなのか 風流に和歌など詠んで想いを伝えようにも私のペンはぴくりとも動かない 偉人の言葉を借りようにも無駄なプライドが邪魔をして”月が綺麗ですね”や”死んでもいいわ”は使えない お願い気づいてとモールス信号を送ろうかとも思ったが気づいてもらえない可能性の方が高くて 卒業までの少しの時間 数えられるほどの日にちしかなくて 結局私は想いを伝えることができないんだろう
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