1. 愛パパ

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「あっ。パパ、今日は彩ちゃんもいるから3人でお風呂入ろうよ。」 普段から、私は愛莉と一緒に入浴していたので、その時はつい勢いで 「よし、入ろうか。」 と、返事したあと、少し考えてしまった。 (しまった。今日は彩ちゃんがいたんだ。いくら子供とはいえ、他人さまの娘と一緒に入っても大丈夫かなあ。) そんな事を考えてる私を尻目に、娘の愛莉は彩の右手を掴むと、サッサと風呂場に向かった。 その時の彩は、嬉しそうな顔をしながら私の顔を見て愛莉と風呂場に向かったのを見た私は、 (まあ、いいか。子供だし。) と、考えるのをやめて、2人がキャッキャッとはしゃぐ風呂場に向かった。 3人でお風呂に入ると、私は先ずは娘の愛莉の髪と身体を綺麗に洗うと、その光景を羨ましそうに湯船から眺めていた彩に話しかけた。 「彩ちゃん、上がっておいで。髪の毛を洗ってあげる。」 彩は、最初は笑っていたが少し、恥かしそうな顔をしながら私の前に立った。娘と同じように髪の毛を洗い、新しいタオルで身体を石鹸で洗ってあげた。その間、彩はずっと私の顔を見ていた。 「彩ちゃん、どうしたの?」
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