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リアの支度が終わると君たちはリアから「こっち」と入って来た入り口とは逆の方にある暖炉へと案内する
リアが仕掛けを動かすとガガと音を立て暖炉の奥に階段が現れる
「お兄ちゃまが何かあったらここから逃げろって言ってた」とリアが伝える
「こんな道があったんだ!」
「これリア、お前が今開けたんじゃろう」
「え?マスターでしょう?」
うるさいメタい事言わないの!リアは知ってたの!分かった?
「ハイ、ボクはシッテました」
「なんでカタコトなの?」
君たちが話してると外の喧騒か徐々に近づいて来て居るのが分かる
「グズグズしている暇は無さそうですな…」
「そうね、行きましょう」
三人が階段に入ると後ろの入り口が再び閉じる…する…
「いや~閉じ込められた~!」
まだ話の途中だから…
後ろの壁が閉じるとそこに置かれていたランタンが光りだし…足元を照らし出す足下には小さな矢印が…
リアちゃん「ごにょごにょ…」
「ほうほう…そんな仕掛けが!
あのね皆、この先は洞窟になってて、迷路になってるの
このランタンで照らすと往き道が分かるってお兄ちゃまが言ってたの」
「しかしそれでは相手にも道がバレてしまわんか?」
「ううんこのランタンでしか矢印は光らないってお兄ちゃまが言ってたよ、でも先には凶暴な動物もいるから一人では入っちゃダメだって…」
「なら他に行く当てがあるわけじゃ無いし
進みましょうか?」
「そうですな…、見つかっては事ですからな…」
三人はランタンを手に洞窟へと進む事に…
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