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それから美祐は機嫌良さそうな男によって強引に奥のVIPルームと書かれた部屋へと連れ込まれた。
「わっ!?」
置かれたソファへ雑に放り投げられ、その衝撃に思わず声が漏れる。
慌てて体を起こそうとした美祐だったが、
殴られてお腹が痛むせいで思うように動けない。
ノロノロといつもより断然動きが鈍い美祐に、男が上から「逃げれねぇよバァーカ」と覆い被さってきた。
その恐怖に美祐は絶望の表情を浮かべた―ヤダ、ヤダ、ヤダ、ヤだ!―と心の中で叫んだ。
そんな美祐の様子に今にも舌なめずりしそうな下卑た笑みを浮かべながら見下ろす男が、ニタァ…と口を開いた。
「怖がらんでもええ。顔はこうだけどなぁ、コッチの方は、優しいからよーっ!オラァッ!!」
「きゃぁーッ!!」
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