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ボクは内部システムで現在時刻を確認する。
ーー2月14日、午前9時12分。
バレンタインデー、今日じゃないか!!ボクは慌てて燕さんの体を揺さぶる。
「燕さん!起きてください!!」
「ん……ホープ君……?どうかした……?」
「今日、バレンタインデーですよ!寝過ごしたらまずいです!!」
「ばれんたいん……?…………あ!バレンタインデー!!」
燕さんは勢いよく飛び起きた。
「ど、どうしよう……忙しくて、結局チョコを準備できなかった……」
そう言って項垂れる燕さん。
それは困ったな。どうしよう……。
……うん。とりあえず、バレンタインデーの贈り物について検索してみよう。
ボクが検索すると……思ったよりも色々なものが出てきた。小物や、ファッション関連のグッズ……それから、お花。
そういえば、聖夜さん、昔お花屋さんに住んでたって言ってたな。お花だったら、聖夜さんも喜んでくれるかも……。
「燕さん、お花を買いに行きましょう!」
「えっ……お花?」
「はい!バレンタインデーの贈り物として!聖夜さん、お花が好きだったはずですし、きっと喜んでくれますよ!ほら、準備してください!」
「う……うん!」
それから、ボクは燕さんの準備を手伝って……2人で、買い物に出かけた。
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