プロローグ

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プロローグ

 私、考えたことがあるの。 もしもおとぎ話の世界に、お姫様が一人しかいなかったらどうなるのかって。  きっと奪い合いになるわ。  ──でもね、すぐに気付くの。その人は自分の趣味嗜好から離れた存在だって。  けど奪い合いはやめられない。だって、王子様はお姫様を幸せにしなくちゃいけない。  そう、世界は決められてるんだもの──。
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