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「もしもし?あ、叔母さん。・・・うん、元気。・・・うん。・・・うん。・・・ちょっと・・・え??・・・・・・・・・・・え?・・・あ、ちょ、まっ!」
ツーツーツー、と無情な音をたてる受話器を見ながら呆然と呟く。
「・・・え?ええ?えええ?」
しばらくすると家のチャイムがなった。
「はい・・・」
こわごわとドアを開ける。
「イェナー!会いたかったわ!」
「いぇなー!あいたかたわ!」
「こんにちは、叔母さん。・・・えと、こんにちは?」
叔母さんのあとに挨拶してくれた子に返事を返す。
「こんにちわ!ぼく、パク・テリム!」
「(か、かわいい・・・!!)」
にひっ!と笑うテリムくんに悶絶してると、履いていたスカートを掴まれる感触があった。
「ぼくのテリムだよ!うばっちゃ、め!」
ぷんぷんと怒っている、これまた可愛い子。
「ごめんね。お名前はな・・・」
「はい、後で後で!お邪魔するわよ!」
「名前聞いてる途中でしょうがぁ!」
ハユン叔母さんは7人の子どもたちを連れて私の家に入っていった。
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