9人が本棚に入れています
本棚に追加
/162ページ
欧米日本は工場の排気ガス削減を設定し、それに向けた対応を行って来たが、それらの国とは逆行する国もアジア、アフリカ、ヨーロッパに見られた。
特にアジアアフリカは発展途上国としてまとめられ、欧米各国に追いつこうとブランド製品の生産工場が多く、その工場から排出される排気ガスは、毎年異様ともいえる数値を出していた。
その先兵となるのは中東である。
中東は石油産出国として20世紀から石油マネーを動かしてきた国が多い。
21世紀に入って石油産出は減少した物の、それでも未だに石油利用は留まる事を知らない。
それに加えて、化石燃料産出も未だにヨーロッパでは進んでいる。
高価になりつつある石油を買えない民にとって、安価な化石燃料は古き良き時代からの名残でもあり、取り扱いに注意すれば万能な必需品であった。
人々の暮らしから、これらを無くした暮らしを造るのは、大きな変革を要した。
最初のコメントを投稿しよう!