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母が汚れた仕事をしていると判った、外見はともかくそんな仕事には絶対就かないと自分は誓える。
「しないです! いつかも、今も! 離してください!」
睨みつけて怒鳴った時、左の頬に強烈な衝撃が走った、音は後からついてきた。完全に横向きとなった視界に何をされたのか一瞬理解が追い付かなった、少ししてからジンジンと痛みが広がる。
「威勢がいいのも、母親譲りだな。いいね、そんな娘を手懐けるのも悪くない。初めは子犬のようにキャンキャン吠えていても、そのうち気持ちよさそうに声を上げ始める、その変わりようがまた興奮するんだ」
男の息遣いが急激に荒くなっていく、腹に当たる男の股間が熱くなるもの判った。
「そんな様をできれば撮影したいけど……胴元夫婦にバレると罰金だからなぁ……君が言わなければいいんだけど」
「……やだ……っ」
「ふふ、その様子じゃ絶対チクりそうだな……チップをいっぱい上げたら、黙っててくれるかな?」
「お金なんか要らないんです!」
睨み返した時、男はいやらしく微笑んだ。何をと思っている間に天音のブラウスに手をかけ、乱暴にも左右に開けばそれは音を立ててボタンがはじけ飛ぶ。
「いや! いや!」
声と共に涙が零れた、抵抗で男の腕に爪を立てるがそれはあっさりと外された、そしてそのままブラウスの袖を抜かれてしまう。腕を棒のように突っ張ったつもりだが全くの無意味だった。
「やめて、お願い!」
身をよじるが男の体をどかすことはできない。もう片方の袖は引きちぎられた、その袖をベッドの外へ放り出しながら、ブラウスの本体も天音の体の下から引っ張り出し反対側の床に落とす。
興奮した目で天音の上半身を食い入るように見つめる。
「……きれいだ……若くて瑞々しく輝く肌……ブラジャーから覗く張りのある乳房……」
「見ないで!」
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