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季節の息吹き。その風は我々の憂いをのせてどこまでも。わたしの気持ちを伝えて。あの人へ。恋の素材みたいなもの。微かに感じる想い。あなたの前に現れた小さな想いをのせた風たち。一つ見えなくなり、他の風も消え、残ったのは何か。
もう一度現れるだろうか。はたまた、これっきりだろうか。風を感じて。そうすればわたしはあなたに近づける。
風として現れた。風はやってくる。自分の番になるまで。
懸命に生きていたらいつのまにか僕らの元へ夏はやってくるでしょう。
本当にいつのまにか。いつのまにか残っていたおもい。
風にのせて。
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