蟲|日曜のバイト日(朝)|蟲

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その男とすれ違った後、スーパーについた俺は 奥のスタッフオンリーの(うしろ)から押しても 前から押しても開く、ドアの中に入り バイト仲間達に挨拶しながら 男性用ロッカー室に入って 手前側のロッカーの中に荷物を入れ エプロンとバンダナをした。 店長 「おはよう、山城くん! 今日は、レジ打ちから頼むよ~」 ロッカー室に入ってきた店長は そう言い残すと、出ていってしまって 挨拶を返す暇すらなかった…[汗 レジ打ちか…まあ、日曜日だし この時間はわりと忙しいもんな。 そんなこと考えながら 10番まで並ぶ、レジに向かった えっと…5番レジまで バイト仲間が入ってるから… 6番に入ればいいのか。 俺は6番レジに入り 鍵を回してレジを起動した。 レジ打ちの準備、出来たぞ… 俺 山城 優斗(やましろゆうと) 「お次でお待ちの、お客様! こちらでも対応いたします!」 手を上げて5番レジに並ぶ お客さんを呼び込んだはずが… 思った以上に、来たぞ。 とりあえず、レジ打ちと接客を 同時に進めながら、営業スマイルを向ける。 また1人、また1人と レジ打ち作業と接客を続けながら お客さんの列を見ると俺が対応してる 6番レジだけ、行列になっていた。 そんな中…さっき、こっちに来る時に すれ違った、ミディアムヘアの男も並んできた!
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