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1時間目 英語
「はぁ、、、今日、一時間目から英語かぁ、、、、、、。」
「最初が英語ってだりーよな。」
序章で言った通り、俺らの英語の先生は生徒からとてつもなく嫌われている。そのため、真面目に授業を受ける人はほとんどいない。無論俺もそうだ。
「先生が話してるときはしっかり前を向く!はよ前向かんね!」
(はぁ、、、また言ってる今ペア活動って言ってたじゃん)俺の気持ちを代弁してくれたのは、生徒会にも入っている柊(ひいらぎ)。
「でも今先生が、ペア活動って言ったじゃないですか?」
「言い訳せんの!いいから前向きなさい!」
(これこそ理不尽だ。自分が言ったことをちゃんと分かっていないのか?小さな子供でも分かるようなことは、大人になるとわからなくなるのか?)と思っていた。
そしてあいつは俺らのクラスの授業の終わりによく、「他のクラスはもっと先まで進んだのにいっつもこのクラスは進みが悪い。もっとちゃんと話聞きなさい」と言う。確かに聞いてないときもある。それは俺らが悪いが、静かなのに静かにしろと言ったり、クロームブック(学校から支給されている)をしていて、全く授業に参加する気のない女子と、真面目に授業を受けている男子の態
度がほとんど一緒で、ちょっと騒がしい男子(主にスクールカーストで上位にいる奴ら)から反感を買っている。
そして、その悪い噂を聞いて時々、担任が見に来る。
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