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「俺、真白さんのことが前からずっと、好き、なんだ」
「!?」
これは、告白!?
ということは、私たちは両想い!?
嬉しい、けど。
私たちが本当に付き合っても大丈夫なんだろうかという気持ちも湧き上がってくる。
「あの、私も羽田君のことが好き、なんだけど……」
その先を言っていいものだろうかと躊躇う。
「本当に!?」
羽田君が目を輝かせている。
両想いだとわかったのはすごく嬉しい。絶対無理だと思ったから。
そう思っていると、すごく嬉しそうにしていたはずの羽田君もちょっと俯き加減になっていた。
「でも……。あのさ、びっくりするかもしれないんだけど」
言いにくそうに羽田君が口を開く。
「もし、付き合えるなら言っておかないと、と思って」
「なに?」
きっと、私の事情ほどは大変なことじゃないと思うけど。一応、耳を傾ける。
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